〜歯周病菌DNA検査の利用にあたって〜
■歯周病菌DNA検査内容
歯周病菌DNA検査サービスは、歯周ポケット(歯と歯肉の間にある溝)を綿棒で擦り、その試料を提出するこ とで、代表的な歯周病菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans、Porphyromonas gingivalis)、常在菌(positive controlとして使用)の検出を し、その結果を「結果報告書」として通知するサービスです。
遺伝子検査は、試料を匿名化して個人を特定できない方法をとっています。検査試料においては、遺伝子検査後、検査受託会社にて速やかに廃 棄されます。また、DNA検査サービスの精度につきましては、弊社で確認済みです。
■歯周病とその要因について
歯周病菌DNA検査は、Actinobacillus actinomycetemcomitans、Porphyromonas gingivalisの感染の有無を調べることで、代表的な歯周病菌 に感染しているか否かを検査することが出来ます。
Porphyromonas gingivalisはもっとも一般的な歯周病菌であり、「成人性歯周病」の患者からよく検出される菌です。この歯周病は30代から始 まることが多く、比較的ゆっくりと進行します。一方、Actinobacillus actinomycetemcomitansは「若年性歯周病」の歯周病患者からよく検出さ れる菌です。この疾患は10代、20代の若者にみられ、急速に進行し一般的な歯周病治療で治りにくいことが特徴です。
歯周病の原因は様々なものがあり、歯垢(プラーク)、歯石、喫煙、糖尿病、食生活、歯並び、ストレスなどが挙げられます。
■歯周病とアルツハイマー病の関連性について
近年は、歯周病とアルツハイマー病との関係が示唆され、学会での報告が多くなって参りました。特にポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)菌の病原性因子がアルツハイマー病の脳組織から検出されたという報告もあります。歯周病の治療は歯が抜けるのを防ぐだけでなく、アルツハイマー病の進行も抑制する効果が期待されます。
認知症と歯周病菌を同時に検査し、疑いが見つかったら、即時治療を開始しましょう!。
認知症になるのを防ぐためにも・・・・。
■プライバシーと倫理について
本来、遺伝子情報は個人のプライバシーに属しますので、慎重な取り扱いが必要です。現在、個人遺伝情報取扱事業者には「経済産業分野のう ち個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドライン(平成16年12月17日策定)」が適用されています。遺伝子情報は、ガイド ラインに基づき慎重に取り扱われます。
ただし、検査申込者が記入した内容や検査結果等は、個人情報を匿名化し厳重に秘匿された統計的データとして集積した上で、社会的な必要性 を鑑みて統計値として開示されることがあります。
なお、ご自身における検査結果の開示につきましては、弊社は一切の責任を負えませんので、必ずご自身の判断で行なってください。
■検査について
本申し込み同意書に署名され、試料とともに提出された後、撤回を依頼される場合は、申し込みをされた販売店、または下記に記載された問合 せ先にご連絡ください。その際の対応と致しましては、試料及び検査結果を個人が特定できない匿名の状態で廃棄させていただきます。既に代金 をお支払いいただいていた場合、代金は返金できませんので予めご了承ください。
また、ご提出いただいた試料の被験者と申込同意書の氏名は同一とみなし、ご本人の意思により本サービスを行うこととみなします。ご本人以 外の方が氏名を偽って使用した場合でも、弊社では一切責任を負いかねますのでご了承ください。
本サービス・個人情報に関するお問い合わせ
株式会社 プロップジーン:〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-3-4 レインボースクエアビル2F
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